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2017年5月10日

『母のような愛情を』

昨日、バイオリンの名器、
「ストラディバリウスが負ける」というニュースがありました。
数億円はするストラディバリウスと現代のバイオリンを
聴き比べたところ、聴衆は現代のバイオリンを選んだというニュースです。

このニュースを知り、
人が大事にする価値とは何か?考えてしまいます。

2年ほど前のNHKの連続テレビ小説「マッサン」の好きな回を思い出しました。
マッサンとは、NIKKAウィスキーの創業者竹鶴政孝氏をモデルにしたドラマです。
ウィスキーの本場、スコットランドに修業に渡ったマッサンが、
日本初の本格ウィスキー作りに奮闘する話です。
当時の日本人にとって、スモーキーフレーバーが
強いウィスキーは馴染みの薄いもので口に合うものではありませんでした。
しかし、それでも本場の味を知るだけにマッサンは、
愚直に本格派のウィスキー作りを目指すのですが
いかんせん当時の人々には中々、受け入れられませんでした。
そんな時に、ロシアに出征し、捕虜となっていた甥っ子が日本に帰ってきます。
甥っ子はマッサンに向かって言います。

「俺が捕虜から出て一番最初に飲んだ酒は
安い酒じゃ。おじさんから見ればまがいものの酒じゃ。
けれど、俺にとってはそれが酒なんじゃ!」と泣きながら言いました。

人の原点は何か?何を正しい価値と思うのか?何を本物と思うのか?
考えさせられる回でした。
本場の味が本物なのか?自分の生きてきた道が本物なのか?
そこからマッサンは自分の思いだけでなく、
安くてもいい3級酒を作ろう、
もっと大衆にも喜んでもらえるものを作ろうと励みます。

 

さしずめ、今の時代でいえば、「コストパフォーマンス」になるのでしょうか。
あまり響きはよくありませんが。
高級旅館になれば、それなり設備や調度品やサービスになります。
安宿になれば、それなりの室内になります。
値段よりも、ちょっといい何かを提供したいものです。

 

けれど、「おふくろの味」ではありませんが、
本物の喜びには、原点となる味や優しさがあるのではないかと思います。
それは、ひょっとするとお金では計れない価値かもしれません。
「母のような愛情」をサービスとして提供出来たら、素晴らしいのかもしれません。
絶対的な何かは分かりませんが、
田舎のおふくろさんを思いながらサービスを心掛けることかもしれません。

本日も当ページへお越しいただき、ありがとうございます。

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