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2017年5月2日

「気づかいの加減」

昔、ある女性と餃子を食べに行った時のことである。
餃子が運ばれ、私は積み重なる小皿から自分の分と彼女の分をそれぞれ配った。
そして酢と醤油を1体1の割合で入れ、
ラー油をタラーっと数滴こぼし、準備を整え、
さあ、いざ食べようとしたその瞬間である。
「なんであんただけのしか入れないのよ。」

彼女が自分のしか、タレを作らなかったことに腹を立てたのだ。
早い話、気が利かない男扱いである。
いや、ちょっと待って欲しいのだ。
むしろ私としては、餃子のタレの具合は人それぞれ好みがあるだろうから
小皿だけを渡して、タレは自分好みにしたほうがいいよね、
というむしろ、気を使った結果だったのに真逆の反応となった。
「タレはどうする?」と一声掛ければ、済む話もかもしれないが
「気づかい」の加減の難しさを肌で感じる出来事だった。

柳田国男さんのコラムだったか、
ある外科の名医の話がある。
その先生は腕は確かだが、靴下はいつもゴムの緩くなったものを履いていた。
はたから見れば、恰好を気にしない風来坊な先生である。
しかし、
「なんで先生はユルユルの靴下を履いてるんですか?」と尋ねると、

「手術とか長時間立っていると、
締め付けられる靴下は圧迫感があるんです。
とはいえ、今度は履かないと冷えるんです。
なので緩い方が集中できるんです。」
そう、緩い靴下を履くのは、「気づかい」の結果である。
「宿泊業」は気遣いの塊かもしれません。
最適の時間に食事を出す、
常に水場(風呂場、脱衣場)をキレイにする、
笑顔で出迎える、部屋の残り香を消す、おすすめの観光地を伝える、
これらの気遣いは最低限ですが、
「会話の気づかい」となるとどうでしょう?

 

タクシーの運転手もそうでしょうが、気さくにしゃべる方と、無口な方。
心地よい会話は気持ちいいですが、
しゃべりすぎると、そっとして欲しい気持ちもあります。
かといって事務的過ぎるのもどうかと思ったりもします。
気づかいがまさに裏目に出そうです。

となると、その中間の「さりげない」のがいいのでしょうか。
「明日は天気がいいので、日の出がきれいですよ」と言えるような気づかい。
「何時ですか?」もう一歩、踏み込んで聞かれたら「5時半ですよ」と答えてあげる気づかい。
ちょっとしたことですが、そのちょっとを大事にしていきたいと思います。

本日もかみのやま温泉・あづま屋のページにお越しいただき、ありがとうございます。

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