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山形県に宿泊なら旅館「果実の山 あづま屋」

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2017年5月16日

いつから文化になるのか?

B級グルメやご当地グルメといったものが、
人気を集めています。
集客にも一役買っているので各自治体が観光の目玉にしようと
取り組んでいる地域もたくさんあると思います。
その中で、B級を通り越し、全国に広まっているのが
カレーうどん、カレーそばではないでしょうか。

 

どう考えても、亜流のメニューだったのに、今や専門店もあるほどです。
歴史を紐解けば、
文明開化の訪れた時代、富裕層に食されていた洋食が庶民にも広まることで
和食が衰退していきます。
その中で和洋折衷のメニューとして登場したのがカレーうどんです。
日本で初めて登場したのが1904年(明治37年)ごろで
東京・早稲田のお蕎麦屋さん「三朝庵」と言われています。

 

さすがに、100年以上経つと、文化と呼べる感じがします。
今、何気なく「文化と呼べる」と書きましたが、
「文化とは」改めて何なのかと考えます。
GOO国語辞書には、
【文化】文化とは、民族や社会の風習の・伝統・思考方法・価値観などの総称で
世代を通じて、伝承されていくものを意味する。

「伝承されていくもの」とありますが、
「文化」と呼ぶにはどれぐらいの時間が必要なのか?と思います。
一世代を30年とくくるなら、
「ポケベル」のようなものは30年ももたずにほぼ、消えてしまい
「ポケベル」は文化にもなってないのか?それとも滅んだというべきか?
もはや「伝承」ではなく「伝播」した時点で、一つの文化のような気もします。
専門家に言わせれば、「それは流行であり、一種の風俗だよ」と一喝されそうです。

 

宿泊業においてもかつては
「会社で団体旅行する」という時代がありました。
あれは風習という点では、団体旅行の文化だったと思いますが
もはや廃れているので、文化ではないのか?
考えれば考えるほど、文化とはなにかよく分かりません。
「いつから文化になるのか?」はあまり考えても意味がないのかもしれません。
けれど、「いつから文化になるのか」を考えたい。
というのも「文化」を感じるものが好きな人種がいる。
かくいう私もその一人だったりします。
「老舗」という言葉を聞くと、「なんだか歴史があって凄そうだ!」と勝手に思い描く。
一昔前は「中国4千年の文化が生んだ漢方薬」と言われたら
よくわかんないけど、効きそうだ!と思ったように。
カレーうどんは、絶対亜流だったはずなのに、
よく定着したなあと感心するのですが、
ご当地のゆるきゃらも10年後、100年後には残っているんでしょうか?
気になるところです。
さて、かみのやまにも何かないのか?
あります、それが「たくあん漬け」です。
諸説はありますが、
江戸時代初期、紫衣事件で幕府の怒りを買い、
京都から流された大徳寺の僧・沢庵禅師がかみのやまへやってきました。
上山城主土岐頼行は厚遇し、春雨庵を贈ります。
その地で、沢庵禅師は、住民からもらった野菜で
たくあん漬けを伝えたという話があります。

 

ちなみに、たくあんを食べる時は、
「一切れ」だと「人切れ」に
「三切れ」だと「身切れ」になると言われ、
偶数の枚数を食べるのが良さそうです。
あづま屋でも、朝食ではたくあん漬けを提供しています。
「かみのやま」で生まれたたくあん漬けをぜひ、ご賞味ください。
また、沢庵禅師が住んだ春雨庵へを観光に訪れてはいかがでしょうか。
春雨庵
春雨庵

本日も当ページへお越しいただきありがとうございます。
かみのやまでぜひ、思う存分、沢庵漬けを食べてください!!

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